皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。
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ブログの第38回目は、このブログの本題になっている GEITについてを、16歳で単身ニューヨーク留学・IT起業、世界を飛び回るビジネスコンサルタントの石川恵理香さんとの対談動画によって、「1日5分のIT経営講座」としてお伝えして行く続きです。
動画の22回目は、初期からGEITは丸投げされていたのか? についてです。
知っている範囲で歴史を話すと、昔コンピュータが非常に高価だった頃、IS(情報システム)部門が強かった時代があって、ユーザ企業が自社の開発方法論を策定していました。
全体ではありませんが、コアな部分では自社の開発方法論を持って、ベンダの開発方法論との対比をしながら開発をしていました。
以前勤めていた精密機械メーカーでも、プロジェクトマネジメント特にPMBOKなどない時代に、パート図で工程全体を記述して、各工程でのワークシートも決められていました。
その工程には、環境調査なども入っていて、成果物が標準化されていました。
これらが示しているのは、GEITやITガバナンスと言う言葉はまだありませんでしたが、GEITの概念が既にあったと言う事です。
その頃は、開発に2年以上、7~15年保守しながら使う時代でしたが、企業を取り巻く環境変化が激しくなると共にIS部門の教育制度や人事制度が追いつかない状況となって行きました。
そして、アウトソーシングと言う流行り言葉に乗って、IS部門を情報子会社化して行ったために、ユーザ企業のITへの弱体化が進んだと思います。
最近は、GEITと言う言葉が注目されるように、少なくともIS部門の上流部分(IS戦略等)については、自社で持つように見直す傾向が出てきています。
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