COBIT5フレームワーク その28

皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリスト事、ITコーディネータの元村憲一です。

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ブログの第134回目は、このブログの本題になっている GEITについての続きです。

第128回目から、付録C IT達成目標とIT関連プロセスの詳細なマッピングの説明に入りました。

今回も、その続きです。

 

前回ドメインの続き、37個のCOBIT5のプロセスから見た、17個のIT達成目標の関係(マッピング)です。

 

・提供、サービスおよびサポート

DSS01 オペレーション管理

 P:主要
  04 ITに関連する事業リスクの管理
  07 ビジネス要件に合致したITサービスの提供
  11 IT資産、資源および能力の最適化

 S:副次的
  02 ビジネスが外部の法令と規制に準拠するためのITの準拠性とサポート
  05 ITを活用した投資とサービスポートフォリオにより実現された利益
  08 アプリケーション、情報および技術ソリューションの適切な使用
  09 ITの俊敏性
  10 情報情報処理インフラストラクチャ、アプリケーションのセキュリティ
  14 意思決定のための信頼できる有用な情報の可用性
  15 内部ポリシーへのITの準拠
  16 有能で意欲のあるビジネスおよびITの担当者
  17 ビジネス革新のための知識、専門性および取り組み事例

 

DSS02 サービス要求とインシデントの管理

 P:主要
  04 ITに関連する事業リスクの管理
  07 ビジネス要件に合致したITサービスの提供

 S:副次的
  08 アプリケーション、情報および技術ソリューションの適切な使用
  10 情報情報処理インフラストラクチャ、アプリケーションのセキュリティ
  14 意思決定のための信頼できる有用な情報の可用性
  15 内部ポリシーへのITの準拠
  17 ビジネス革新のための知識、専門性および取り組み事例

 

DSS03 問題管理

 P:主要
  04 ITに関連する事業リスクの管理
  07 ビジネス要件に合致したITサービスの提供
  11 IT資産、資源および能力の最適化
  14 意思決定のための信頼できる有用な情報の可用性

 S:副次的
  02 ビジネスが外部の法令と規制に準拠するためのITの準拠性とサポート
  05 ITを活用した投資とサービスポートフォリオにより実現された利益
  08 アプリケーション、情報および技術ソリューションの適切な使用
  09 ITの俊敏性
  12 アプリケーションと技術をビジネスプロセスへ組み込むことによる、ビジネスプロセスの可能性とサポート力
  15 内部ポリシーへのITの準拠
  17 ビジネス革新のための知識、専門性および取り組み事例

 

DSS04 継続性管理

 P:主要
  04 ITに関連する事業リスクの管理
  07 ビジネス要件に合致したITサービスの提供
  14 意思決定のための信頼できる有用な情報の可用性

 S:副次的
  01 ITと事業戦略の整合性
  02 ビジネスが外部の法令と規制に準拠するためのITの準拠性とサポート
  05 ITを活用した投資とサービスポートフォリオにより実現された利益
  08 アプリケーション、情報および技術ソリューションの適切な使用
  09 ITの俊敏性
  10 情報情報処理インフラストラクチャ、アプリケーションのセキュリティ
  11 IT資産、資源および能力の最適化
  12 アプリケーションと技術をビジネスプロセスへ組み込むことによる、ビジネスプロセスの可能性とサポート力
  15 内部ポリシーへのITの準拠
  16 有能で意欲のあるビジネスおよびITの担当者
  17 ビジネス革新のための知識、専門性および取り組み事例

 

DSS05 セキュリティサービスの管理

 P:主要
  02 ビジネスが外部の法令と規制に準拠するためのITの準拠性とサポート
  04 ITに関連する事業リスクの管理
  10 情報情報処理インフラストラクチャ、アプリケーションのセキュリティ

 S:副次的
  01 ITと事業戦略の整合性
  07 ビジネス要件に合致したITサービスの提供
  08 アプリケーション、情報および技術ソリューションの適切な使用
  11 IT資産、資源および能力の最適化
  12 アプリケーションと技術をビジネスプロセスへ組み込むことによる、ビジネスプロセスの可能性とサポート力
  14 意思決定のための信頼できる有用な情報の可用性
  15 内部ポリシーへのITの準拠

 

DSS06 ビジネスプロセスコントロールの管理

 P:主要
  04 ITに関連する事業リスクの管理
  07 ビジネス要件に合致したITサービスの提供

 S:副次的
  02 ビジネスが外部の法令と規制に準拠するためのITの準拠性とサポート
  08 アプリケーション、情報および技術ソリューションの適切な使用
  10 情報情報処理インフラストラクチャ、アプリケーションのセキュリティ
  11 IT資産、資源および能力の最適化
  12 アプリケーションと技術をビジネスプロセスへ組み込むことによる、ビジネスプロセスの可能性とサポート力
  14 意思決定のための信頼できる有用な情報の可用性
  15 内部ポリシーへのITの準拠
  16 有能で意欲のあるビジネスおよびITの担当者
  17 ビジネス革新のための知識、専門性および取り組み事例

 

表形式でないので、全体像を俯瞰するという面では、見劣りしますが、この関係を丁寧に見ていく事で、COBIT5のプロセスによって、17個のIT達成目標が、支援されている n:m の関係を理解できると思います。

 

今回のCOBIT5プロセスのドメイン(提供、サービスおよびサポート)とIT達成目標のマッピングは、説明を終了します。

この続きはまた次回以降に、IT達成目標とIT関連プロセス(最後のドメイン)のマッピング詳細として、取り上げていきます。

 

最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

次回以降も、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。

ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。

表現を変えたり、かみ砕いた言葉などで説明して行く予定です。

 

皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。

これからのブログの成長に、どうぞご期待ください。

 

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【資格】
・ITコーディネータ
・公認情報システム監査人
 Certified Information Systems Auditor (CISA)
・公認情報セキュリティマネージャ
 Certified Information Security Manager (CISM)
・公認ITガバナンス専門家
 Certified in the Governance of Enterprise IT (CGEIT)
・Certified in Risk and Information Systems Control (CRISC)

 

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