皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。
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ブログの第28回目は、このブログの本題になっている GEITについてを、16歳で単身ニューヨーク留学・IT起業、世界を飛び回るビジネスコンサルタントの石川恵理香さんとの対談動画によって、「1日5分のIT経営講座」としてお伝えして行く続きです。
動画の13回目は、GEITの丸投げ、特にシステム構築の要件定義で起こる事例2 についてです。
大きなリスクがある基幹システム再構築などで、現状の調査・分析とドキュメント作成、RFPの発行を提案したところ「そんなことやってなんになるんだ!」と猛反対された事もあります。
RFPを発行しない事のリスクを時間を取って説明・説得しましたが、今度は要件をまとめず、形式的なRFPを書くことばかりに囚われてしまい、RFPという手段が、いつの間にか目的に・・・
順番が逆ですとなってしまいます。本来の順番は、戦略 → 要件 → 分類 → 優先順位 → 評価基準 → RFPとなるのですが。
更に、RFPを書いてもその内容があまりに大きなリスクのため、提案してくれるベンダさんがない! と言う事が起こります。
リスクマネジメントがしっかりしていて、RFPの評価会議等があるベンダは、逃げます。
提案してくれた、何でも取ろうとダボハゼのように食いついてくる低レベルのドングリの背比べから、選ばざるを得ない事となり、当然、結果はプロジェクトが破綻してしまう事態になります。
本来ならばもう一度時間を取って、要件から見直した後RFPを再発行すべきなのですが、「もう進んでいるのだから」と言う理由で強引に進めると、最後はプロジェクトの目標が達成できない事になってしまいます。
最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。
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