5分間で分かるIT経営 その14

皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。

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ブログの第29回目は、このブログの本題になっている GEITについてを、16歳で単身ニューヨーク留学・IT起業、世界を飛び回るビジネスコンサルタントの石川恵理香さんとの対談動画によって、「1日5分のIT経営講座」としてお伝えして行く続きです。

 

動画の14回目は、GEITの丸投げ、特にシステム構築の要件定義で起こる事例2 についてです。

 

 

ユーザ企業とベンダ側での一番の大きな問題は、コミュニケーションギャップにあると考えられます。

これをプロジェクトの早期の段階で、詰めて潰していないと俗に言う「お見合い状態」が発生して、何の進捗もないまま時間だけがズルズルと過ぎて行く最悪の状態となってしまいます。

例えば、こんなレベルの資料しか提示出来ませんが、そんな短時間で要求把握できますか? いったいどんなやり方をするのでしょうか? とユーザ側が訪ねても、ベンダ側からは、「大丈夫です!我々には、この業界での経験がありますから、お任せ下さい」と言う回答しかない場合があります。

業界での実績を売りにされても? その企業には独自の文化や取引方法、仕事への創意工夫があり、同じ業界でも全く別物です。

コミュニケーションが取れずにいると、以下の様な事が発生します。

 ・どこで(どの段階で)何を要求をすれば良いの?
 ・手法(やり方)が見えません?(明確な成果物ベースのWBSがないの?)
 ・工程のドキュメントを求めても、例示のみ?
 ・どのフェーズで、どんな成果物のために、何をするかがわからず、どちらも待っているだけで、一向に進まず・・・

千差万別のベンダさんの手法をちょっと聞いただけで理解するのは、ユーザ企業では不可能です。

SLCP(Software Life Cycle Process:共通フレーム)を参照項(共通の辞書)として利用して、ベンダ側の手法が何を指しているのかを明確にしなければなりません。

 

最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

 

皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。

これからのブログの成長に、どうぞご期待ください。

 

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【資格】
・ITコーディネータ
・公認情報システム監査人
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・公認情報セキュリティマネージャ
 Certified Information Security Manager (CISM)
・公認ITガバナンス専門家
 Certified in the Governance of Enterprise IT (CGEIT)
・Certified in Risk and Information Systems Control (CRISC)

 

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