皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。
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ブログの第59回目は、GEITとは少し離れてしまうのですが、実際に行っているITコーディネータとしての仕事についての話題です。
現在、ある企業に訪問して、昨年度(平成25年度)補正予算から出る補助金取得の支援をしています。
「平成25年度補正中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業」という名目のものです。
公募要領には事業の目的として、以下の様に書かれています。
ものづくり・商業・サービスの分野で環境等の成長分野へ参入するなど、革新的な取組にチャレンジする中小企業・小規模事業者に対し、地方産業競争力協議会とも連携しつつ、試作品・新サービス開発、設備投資等を支援します。
そして、申請する提出書類中の様式2(事業計画書)の(6)その他 と言う項目に以下の様に面白い事が書かれています。
安倍総理の指示により、給与総額を上げた又は上げる企業・処遇改善に取り組む企業を審査時に加点します。
1.人材育成・賃上げの実施状況について
以下のいずれかの取組を行っている場合は、該当箇所に□チェック印(レ)を付し、その内容を具体的に説明するとともに、研修の実施、賃金アップの比較等の証拠書類(源泉徴収票の写し、領収書、賃金台帳等)を添付書類として必要部数提出してください。
(該当しない場合、記載する必要はありません。)
□ ①企業による従業員向けの教育訓練費支出総額(外部研修費用、資格取得・技能検定の受験料、定時制高校や大学の授業料などに対する企業による補助総額)が給与支給総額の1%以上である企業
□ ②以下のいずれも満たす賃上げを実施している企業
・平成25年の給与支給総額が、24年と比較して1%以上増加
・平成26年の給与支給総額を25年と比較して増加させる計画
□ ③平成26年の給与支給総額を25年と比較して1%以上増加させる計画を有し、従業員に表明している企業
具体的な取組内容について
アベノミクスの成長戦略が実現できないとカッコがつかないと言わんばかりに、総理大臣名まで直接出して、その必死さがうかがえますね。
経済産業省・中小企業庁、そして各都道府県中小企業団体中央会の方々は、上からの指示が出てかなり頭を絞ってこの項目を作成したのでしょう。
応募する側の企業は、凄いプレッシャーを受けていますよ(~_~;)
最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。
次回以降も、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。
ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。
表現を変えたり、かみ砕いた言葉などで説明して行く予定です。
皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。
これからのブログの成長に、どうぞご期待ください。
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【資格】
・ITコーディネータ
・公認情報システム監査人
Certified Information Systems Auditor (CISA)
・公認情報セキュリティマネージャ
Certified Information Security Manager (CISM)
・公認ITガバナンス専門家
Certified in the Governance of Enterprise IT (CGEIT)
・Certified in Risk and Information Systems Control (CRISC)
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