皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。
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ブログの第65回目は、GEITと少し離れてしまい、ここのところ続いている補助金についての話題です。
少し前にも、昨年度(平成25年度)補正予算および、今年度(平成26年度)の予算で予定されている助成制度の問い合わせが、急に増加している事をお伝えしました。
この制度を使って、補助金を申請するには、その補助金に合ったテーマでの事業計画書が必須となります。
必然的に企業支援(コンサルテーション)の中心が、事業計画書の作成支援となりますが、この最上位に近い所の支援が続くと精神的に少しめげます。
社長の頭の中から、キーワードを引っ張り出して、形式に表現して確認する事を繰り返して、支援企業の未来地図を埋めて行く作業です。
事業計画と言えば、企業の根幹にかかわる一番大事な所ですから責任は重大です。
そして未来の事ですから、神様しか答えを知りません。
どれ程自信を持てるだけの論理的裏付けを持って、意思決定を支援したのか?
決定の理論は、決定についての筋道と色々な考え方を整理して決定者の前に並べてはくれますが、経営などの考え方が大切な分部を占めている学問の分野では、まねするとすぐ絶大な効果が現れるという事は非常に少ないものです。
企業での意思決定は、やり直しのきかない以下の経営資源の配分を、実際に行うことへのコミットメント(やる気・覚悟・決意)と定義されています。
・人
・物/設備
・金
・時間
・情報
戦略的な意思決定では、意思決定(デシジョン)とその結果(アウトカム)は分けて考える必要があります。
デシジョンは、コントロール可能ですが、アウトカムは結果として実際に起こることであって、未来の不確実性を考えると完全にコントロールする事は不可能です。
意思決定の質を向上させるためには、前向きの「反省」はしても、後ろ向きの「後悔」はしないことが重要でしょう。
宮本武蔵の言葉で「我事にあたりて後悔せず」や、その他にも「人事を尽くして天命を待つ」、「色即是空、空即是色」の心構えも同じ意味なのかもしれません。
この様にコンサル案件が、一番の専門領域であるGEITの中の事業構造を捉えて、モデルを使って「見える化見せる化」する領域とは、遠く離れています。
もう随分と、本番と対峙した実データを見てのモデルを書いていないので、これはまずい(>_<)
少し素振りして、モデルを書かないと腕が鈍ってしまいそうです。
プロとして、お客さんの所で事業解析をするには、最高のコンディションで挑まなくてはなりませんからね。
最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。
次回以降も、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。
ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。
表現を変えたり、かみ砕いた言葉などで説明して行く予定です。
皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。
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【資格】
・ITコーディネータ
・公認情報システム監査人
Certified Information Systems Auditor (CISA)
・公認情報セキュリティマネージャ
Certified Information Security Manager (CISM)
・公認ITガバナンス専門家
Certified in the Governance of Enterprise IT (CGEIT)
・Certified in Risk and Information Systems Control (CRISC)
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