5分間で分かるIT経営 その10

皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。

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ブログの第25回目は、このブログの本題になっている GEITについてを、16歳で単身ニューヨーク留学・IT起業、世界を飛び回るビジネスコンサルタントの石川恵理香さんとの対談動画によって、「1日5分のIT経営講座」としてお伝えして行く続きです。

 

動画の10回目は、GEITを丸投げするとどんな事が実際起こるのか? についてです。

 

 

GEITの丸投げは、大手企業でも発生していて、良くある例としては、以下の様なものがあります。

コンサルティングファームに要件定義を投げて、ITベンダー(SIer)が作ると、絵に描いた餅が全く現場で動かない。

大規模なパッケージに無理やり業務を合わせて、創意工夫していた良い部分を殺してしまう。

これをやると、金太郎飴の様にどの企業も同じとなってしまい、強みがなくなってしまいます。かと言って、パッケージをカスタマイズすれば、莫大な費用とバグを生み、バージョンアップの度に同様な事が起こります。

中小企業では、分からないから、餅屋は餅屋とか言って、いきなりベンダーを呼んで、ヒアリングしてもらって作ったりすると抜け漏れだらけで、例外処理などが全く動かず、これまた現場が破たんしてしまいます。

いずれも取引先・顧客に多大な迷惑をかけ、損害が出たり信用の低下を招く原因となり、ステークホルダー価値を創出するとは程遠い状態になってしまいます。

GEITの丸投げによって、ITを武器として利活用する事が出来ず、逆にITが不良資産化して、足を引っ張る存在になってしまいます。

 

最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

 

皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。

これからのブログの成長に、どうぞご期待ください。

 

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【資格】
・ITコーディネータ
・公認情報システム監査人
 Certified Information Systems Auditor (CISA)
・公認情報セキュリティマネージャ
 Certified Information Security Manager (CISM)
・公認ITガバナンス専門家
 Certified in the Governance of Enterprise IT (CGEIT)
・Certified in Risk and Information Systems Control (CRISC)

 

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