皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。
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ブログの第26回目は、このブログの本題になっている GEITについてを、16歳で単身ニューヨーク留学・IT起業、世界を飛び回るビジネスコンサルタントの石川恵理香さんとの対談動画によって、「1日5分のIT経営講座」としてお伝えして行く続きです。
動画の11回目は、ありがちなPDCAへの誤解? についてです。
GEITは、最上位のかじ取りとお伝えしましたが、現場との乖離が起こる原因の根底にあるのが、PDCAへの正しい理解の不足です。
よくPDCAを一階層で考えてしまう人が多いのですが、戦略層、戦術層、管理(マネジメント)層、現場(オペレーション)層で、それぞれPDCAが回る構造がある事を理解している方が少ないと思います。
戦略のPlan→Doが動くと、戦術のPlan→Doが動き、更に管理のPlan→Doが動いて、最後に本当に現場で実務のPlan→Doが動きます。
そしてこの実務のDoが動いた時、同時にCheckが全階層に対して上がって、それぞれの層でのActがなされるのが、PDCAの姿です。
ISACAでは、これをクロスPDCAと命名して、明確化しています。
本当の現実を動かすのは、最下層のオペレーション層、ここのDoが動いた時に素早く、リアルタイムで全ての層に、チェック指標が上がるように仕組みを作ってIT化で支援するのが、本当のITを武器とする使い方になります。
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