皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。
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ブログの第108回目は、久々に「ITリテラシー」シリーズの続きをお伝えします。
今回は、ITリテラシーより更に広い概念、情報リテラシーについてです。
「そんな事、ちょっとググれば解るでしょ?」
と言うような事を、かなり質問されます。
自分のやりたい事があるのだけれど、でも、何をどう検索すれば解るかが、解らない状態。
そしてやっとの事で、何とか情報を検索しても、書いてある事がよく解らない?
検索結果が、本当に自分のやりたい事を検索できているのかが解らない。
書いてある事が、全くその通りに進んで行けば何とかなるけど、ほんの少しでも違うとそこから先が解らない。
解決策のノウハウを探そうとしているのだけれども、解答が見つけられない、または、応用が利かない状態です。
ノウハウだけで切り抜けようとしても、基礎知識が圧倒的に欠如しているので、論理だって理解して行けない状態になっています。
ITの世界は、聞き慣れない専門用語が多く、基礎から順に正しく理解していないとその先の所で、ノウハウを自分のコンセプチャルスキル(概念化)として、吸収できません。
ITを思いのままに利活用するには、情報の基礎理論が必要になる場合が多々あります。
デジタル・ディバイド(情報格差)で、高度情報社会に置いてけぼりを食わないためにも、基礎の学問は必要になります。
よ~し! 基礎から少し勉強してみるか。 と思われた方に、こんな本はいかがでしょうか?
出版社:培風館
『情報社会を理解するためのキーワード 1』, ISBN-10:4-563-01701-9
『情報社会を理解するためのキーワード 2』, ISBN-10:4-563-01702-7
『情報社会を理解するためのキーワード 3』, ISBN-10:4-563-01703-3
目次の概要
1 人間の情報行動
(情報行動
情報空間
知覚
記憶 他)
2 情報システムとしての社会
(資源配分メカニズム
技術
情報の非対称性
探索
ネットワーク 他)
3 情報社会の基盤
(価値システム
慣習、制度
法制度 他)
4 情報化の影響
(階層構造のフラット化
リストラクチャリング
オープン化 他)
5 情報システムの基本概念
(情報
ヒューマン・コミュニケーション
言語
記号論
ターミノロジー
情報伝達
デザイン
複雑系
知識
情報文化 他)
6 情報システムの企画・設計・開発・運用
(情報システムの構築
企業情報システムの特徴
情報システムの構築活動
情報技術者の役割
情報技術によるビジネス改革
アプリケーションの構造
アプリケーション計画
アーキテクチャ計画
システム開発へのアプローチ
プロジェクト管理 他)
高度情報社会のキーワードを理解するのに、お薦めの3冊です。
最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。
次回以降は、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。
ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。
表現を変えたり、かみ砕いた言葉などで説明して行く予定です。
皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。
これからのブログの成長に、どうぞご期待ください。
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【資格】
・ITコーディネータ
・公認情報システム監査人
Certified Information Systems Auditor (CISA)
・公認情報セキュリティマネージャ
Certified Information Security Manager (CISM)
・公認ITガバナンス専門家
Certified in the Governance of Enterprise IT (CGEIT)
・Certified in Risk and Information Systems Control (CRISC)
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