皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。
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ブログの第33回目は、このブログの本題になっている GEITについてを、16歳で単身ニューヨーク留学・IT起業、世界を飛び回るビジネスコンサルタントの石川恵理香さんとの対談動画によって、「1日5分のIT経営講座」としてお伝えして行く続きです。
動画の18回目は、成熟度理論とは? についてです。
経営者がGEITの重要性に気づくと、今度は自社組織を一気にレベルアップしたくなり、焦ります。
しかし、一足飛びには無理です。成熟度理論と言うものがあり、まず現状を把握して、そこから一段一段ステップを踏んで行く必要があります。
成熟度理論は、アメリカ合衆国空軍がカーネギーメロン大学(CMU)のソフトウェア工学研究所(SEI)に資金を出して、ソフトウェアの下請業者を客観的に評価するものとして使えるモデルを作る研究を依頼したことが始まりです。
その時作られたのが、CMM(Capability Maturity Model:能力成熟度モデル)と言われるものです。
CMMは、多くのプロセス改善事例と有識者の意見を反映させてCMMI(Capability Maturity Model Integration)に発展した事で、ハードウェア、サービス業務、コミュニケーション、リーダーシップなども評価されて、実務レベルの指標として利用可能となっています。
今は、多くのフレームワークにも、この成熟度理論を応用したものが取り入れられています。
何回がお伝えしてきた、ISACAのCOBIT5やITコーディネータ協会のIT経営の成熟度にも含まれています。
成熟度理論を知り、自社のレベルを把握して社風を踏まえた上で、中期計画と一体になった組織的学習によって、毎年GEITの成熟度を引き上げる施策を展開して行くことが、一番の近道です。
最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。
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