皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。
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ブログの第55回目は、最近専門の話ばかりなので、息抜きに自己紹介の一部を自伝としてお伝えします。
これを読んでいただく事で、このブログを書いているのは何者?というのを少しは知っていただけると思い、たどって来た人生のトピックスを書いてみます。
【大学入学と人生の転機】
高校をそこそこの成績で卒業して、中学の頃には進路を決めていた、法政大学工学部に入学しました。
当時工学と言えば、建築・機械・電気電子・土木などの基幹系の工学が主流で人気もありました。
私が専攻に選んだ経営工学科は、まだ中途半端な学問というイメージが強く、あまり人気のない学科でした。
その当時なんとなくだったと思いますが、これからはコンピュータを経営に使って仕事をして行く時代になるのでは?という思いがあって、経営と情報を先取りする学問の道へ足を踏み入れました。
しかし、学園祭が迫って忙しくしていた1年の秋、まだ18歳の時に、突然原因不明の難病が襲いかかってきました。
難病に蝕まれた患者に対して、当時の医師は大変冷淡で、命があってもこれだけの制約された生活になると宣告されました。
この事が、それまで平々凡々とノホホーンと過ごしてきた私に、人生の一大転機をもたらしてしまい、そこから苦難の人生が始まります。
最初に入院した病院では、本を読む事やラジオを聴く事も禁じられて、ただベットに横たわって目を閉じて安静にしていて、しかも昼間は眠ってはいけないと言う苦行が命じられました。
食事も非常に制約が多く栄養素だけを考えた、とてものどを通らない様なものばかりが並び、残せば怒られるので無理やり飲み込む事が習慣となってしまったため、今でも食べ物にはあまり関心がなく良く噛まずに早食いです。
まだ未熟だった心で、難病と言う現実を受け止められず、病院のベットに横たわって声を出さずに、一人涙が涸れるまで泣いた日もあります。
そしてとうとう入院してから1ヶ月が過ぎたある日、病室を抜け出した私は、病院の屋上に立って、はるか下の地上を見ていました。
しかし幼さが残る心が、この時点での死を思い止まらせます。そう、もう一度両親に会ってから死のうと思ったのです。
そして、そっと病院を抜け出してタクシーを拾い、自宅へ帰った私を両親は叱る事もなく迎え入れてくれましたが、病状は最悪の状態まで悪化して、もう自ら命を絶たなくても肺に水が貯まり心臓はその内停止する状態でした。
以前の自伝で話しましたが、母は看護婦(当時の言い方)で医師のつてがあったため、死の直前にある大学病院に緊急入院する事になりました。
私は意識朦朧としていて、ほとんど記憶がありませんが、母はその病院で医師団から「何でここまで酷くなるまで放っておいた」と大そう叱られたそうです。
何とか一命を取り留めた後、まだ死にたいと思って自殺を考えていた私に、母が涙ながらに一言だけ「どんな姿になっても良い、生きていてくれさえすれば」と言ったのです。
この言葉によって、死を選ぶ事に取り憑かれていた私は、親より先に死ぬ不幸をしてはいけない事を悟り、母より先に絶対に死なないんだと決意を固めて、この年齢まで生き延びています。
少し長くなりましたので、今回はここまでの話で終わり、続きはまたの機会といたします。
最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。
次回以降も、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。
ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。
表現を変えたり、かみ砕いた言葉などで説明して行く予定です。
皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。
これからのブログの成長に、どうぞご期待ください。
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【資格】
・ITコーディネータ
・公認情報システム監査人
Certified Information Systems Auditor (CISA)
・公認情報セキュリティマネージャ
Certified Information Security Manager (CISM)
・公認ITガバナンス専門家
Certified in the Governance of Enterprise IT (CGEIT)
・Certified in Risk and Information Systems Control (CRISC)
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