5分間で分かるIT経営 その27

皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。

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ブログの第43回目は、このブログの本題になっている GEITについてを、16歳で単身ニューヨーク留学・IT起業、世界を飛び回るビジネスコンサルタントの石川恵理香さんとの対談動画によって、「1日5分のIT経営講座」としてお伝えして行く続きです。

 

動画の27回目は、現状の事業を正確に表すとは? についてです。

 

 

ITコーディネータになって、現状の事業構造を正確に表すモデルについて、悩みを持っていました。何度もお伝えしたように、40年も前のやり方であるDFDとER図では、効果がないと考えていたからです。

セミナーグルメと言われる程、ビジネスモデリング系のセミナーを転々としていた時、あるビジネスモデリングのセミナーで、運命の出会いがあって「TM(Theory of models)」を知り、人生が変わりました。

TMは、佐藤 正美氏によって考案された手法です。詳しくは、以下の株式会社SDIホームページを参照ください。

URL:https://www.sdi-net.co.jp/

 

以下が、佐藤 正美氏から教えていただいたモデルについてです。

Syntaxだけでは、事業を捉えるモデルにはならない。
論理的意味論モデルの4要件(カルナップ氏)

 1.指示規則(記号[述語]を定義する)
 2.生成規則(文法)
 3.真概念(完全性=無矛盾かつ健全)
 4.範囲規則(真とされる集合)

 

モデルと名乗るからには、以下が必須! お絵描きはモデルではない。
 ・守らなければならない事
 ・示さなければならない事
 ・実現していなければならない事

・守らなければならない事
事実(現実的事態)を正確に記述するためには、以下の2点を守らなければならない。
 1.ユーザ言語を変形しない
 2.できるかぎり機械的に構成する

・示さなければならない事
事実(現実的事態)に対する解釈は、既にユーザが事業過程・管理過程の中で行っている。分析者は恣意的な解釈を廃して、ロジック(文法)に従って、現実的事態に対する形式的構成(モデル)を作らなければならない。このためにモデルは、以下の2点を示さなければならない。
 1.生成規則:構成を作るための文法
 2.指示規則:構成された対象が「真」であることを験証する規則

・実現していなければならない事
モデルは、以下の2点を実現していなければならない。
 1.妥当な構造 (L-真)
 2.真とされる値 (F-真)

妥当な構造を作るのは論理法則であるが、真とされる値を実現するのは、(事業上の)制約・束縛である。

 

最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

 

皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。

これからのブログの成長に、どうぞご期待ください。

 

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【資格】
・ITコーディネータ
・公認情報システム監査人
 Certified Information Systems Auditor (CISA)
・公認情報セキュリティマネージャ
 Certified Information Security Manager (CISM)
・公認ITガバナンス専門家
 Certified in the Governance of Enterprise IT (CGEIT)
・Certified in Risk and Information Systems Control (CRISC)

 

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